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ジムホール 死去 [ニュース]

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ジムホール 死去


10日、ジャズギターの巨匠と言われたジム・ホールさん(米国)が
ニューヨークの自宅で死去、83歳(12月4日が誕生日)でした。



ジムホール.jpg



素晴らしい音楽やギターの演奏はもちろん、
明るく朗らかなお人柄で、周囲の人々をいつも笑顔にしていました。



1957年に初のアルバム「ジャズ・ギター」を発表し、
60年代半ばからバンドを率いて活動しています。

クラシックギターの名曲「アランフェス協奏曲」の編曲も手がけ、
ジャズギターの巨匠と言われました。来日公演も行っています。


来年1月には長年の盟友である
ロン・カーターさんと一緒に来日される予定でした。



ジムホール2.jpg



ジム・ホールさんは、、アメリカ合衆国ニューヨーク州バッファロー出身で、
1930年12月4日、音楽一家に生まれ育ち、
10歳の頃親からプレゼントされギターに親しむようになりました。


高校時代にはスクールオーケストラに所属し、
高校卒業後はクリーブランド音楽院へ進学しました。


音楽院ではギターと平行して、作曲・編曲を中心とした音楽理論を学ぶが、
本格的にギタリストとして活動するため音楽院を中退し、ロサンゼルスへ進出しました。


1955年、中古音楽店でアルバイトをしながらクラシック・ギターを学んでいたところ、
チコ・ハミルトン直々の推薦でチコ・ハミルトン楽団に加入し、
ジャズの第一線で活動するようになりました。


都会的と称されるサウンドと落ち着いた独特の歌いまわしが特徴的なため、
優れたタイム感から繰り出される自由度の高いインプロヴィゼーションや、

ときに見せるアヴァンギャルドな一面からも分かるように、
かなり挑戦的で好奇心旺盛なギタリストでありました。



ハーブ・エリス、タル・ファーロウ、ウェス・モンゴメリーなどの
出現に悩まされるなか、数多くの作品に参加、

多くのミュージシャンと共演し影響を受けながら、
独自のスタイルを確立させていきました。



現代・ジャズギターの代表格であるパット・メセニーや
ジョン・スコフィールドらのスタイルにジム・ホールの影響が
大きく見られることなど後進のジャズ・ギタリストに大きな影響を与え、
現代ジャズ・ギターの原点とも呼べる存在なっていました。


米ジャズ専門誌「ダウンビート」の、国際ジャズ批評家投票ギター部門において
第一位に14回も選出されるという最多受賞記録を持っています。




奥様のジェーンさん、ご家族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。


ジムホール3.jpg


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